ホビ−ライフタイトル

鉄道旅行の楽しみ方2
青春18きっぷで行く日本の旅


趣味の写真1

 毎年、春、夏、冬のシーズンに発売される「青春18きっぷ」はJRグループ6社の普通、快速列車に自由に乗り降りできる便利な乗車券で、国鉄時代から16年間も続いているロングセラー商品だ。今回はこのきっぷの魅力と、それを使用した1日旅行のレポートをしよう。

(イメージ写真はありし日の急行丹後・特急、急行には乗車できない)


きっぷの写真2

青春18きっぷの特徴

 名称は青春18きっぷだが、特に年齢制限があるわけでもない。小学生から高齢者までだれでも利用できる。ただし、学割や子供料金の設定はない。

 5日分または5人分が1枚になっており、97年夏の発売額は11,500円。1日あたり2,300円以上JRに乗ると、割安になる。回数券と同様で有効期間中、好みの日に使え、1人で使用しても、複数で使用してもかまわない。

 特急、急行、寝台には乗車できない。もしこれらに乗車する場合は、各種料金のほかに普通運賃も必要になる。バス路線には使用できないが、JR西日本の宮島航路には乗船できる。

 普通、快速でもグリーン車は利用できないが、指定席は指定券を買えば利用できる。「やまとじライナー」や「はんわライナー」などの乗車整理券を必要とする列車にもそれを買えば乗車できる。トロッコやSLなどのイベント列車もOK。

 1日分の利用時間は、午前0時から24時を過ぎた最初の停車駅(東京、大阪の電車特定区間内では終電)までだ。夜行列車で出発する旅行で、24時までに2,300円も利用しない場合は、24時を過ぎた最初の停車駅までの普通乗車券を買って乗車し、日付が変わってから青春18きっぷを使用したほうが得だ。



1日乗り歩きレポート/SL列車と陶芸の里コース

 当編集室では8月24日、このきっぷを使って1日旅行に出かけた。新旧様々な列車を1日中乗りまくるこのコースは、鉄道好きの人にもおすすめだ。地図中の「スタート&ゴール」をクリックすると出発する。部分的に見たい人は、色わけした部分をクリックすると、ジャンプできる。

コース中のSL列車は臨時列車です。実際の旅行に際しては、最新の時刻表で確認してください。


97年10月号
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