ホビ−ライフタイトル

鉄道模型の楽しみ方2

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 今回は、前回に引き続き、鉄道模型。Nゲージをもっと楽しむ方法を紹介しよう。


マイクロエースNゲージレイアウトボックスの拡張

 前号で紹介した「マイクロエースNゲージレイアウトボックス」(有井製作所から発売19,800円)の拡張方法をお見せしよう。
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拡張用レールを取り出す

 レイアウトボックスの向かって右側には、レールを箱の外に延長するためのトンネルが二つあり、この中に拡張用の直線レールが梱包されている。それぞれ箱の中には長短3本のレールが入っているので、取り出してつなげておく。


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トンネル前のレールを取り外す

 拡張用トンネルの手前の曲線レールを、矢印のようにスライドさせて取り外す。ほかの線路は地面に接着されているので、むりに外さない事。
 また、このレイアウトは発泡スチロールで出来ており、傷付きやすいので注意が必要だ。


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拡張用レールの取り付け

 先ほど繋いだ拡張用の直線レールを、矢印の方向にスライドさせて取り付ける。外された曲線区間は廃線となる。


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フロアレイアウトとの接続

 これでレイアウトボックス内の作業は終わり。次は外に飛び出した線路にどんどん線路を継ぎ足して、レイアウトを作ってゆくわけだが、残念ながら有井製作所製のレールはほとんど流通しておらず、種類も少ない。そこで、同社もトミー(TOMIX)の道床付線路との接続を推奨している。ただし、接続時にジョイントを左右逆にする必要がある。関水金属(KATOブランド)の道床付線路とは、KATO-S62Jジョイント線路を使用することで、接続できる。


室内灯の取り付けについて

 夜汽車の雰囲気を演出する室内灯は、ほとんどの車両に簡単に取り付けることができるようになった。ここではその取り付け方法を案内しよう。
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車両に合ったセットを購入する

 TOMIX、KATOのほとんどの車両には、室内灯ユニットを取り付けることができる。(KATO製車両の一部には最初から取り付け済み)
 車両も、室内灯ユニットを取り付ける事を前提にして作られているため、穴開けやハンダ付けなどの作業は不要だ。車両に合った室内灯ユニットを、カタログなどで確かめて購入しよう。6両分入った徳用セットもある。また、TOMIXでは「ノーマル」タイプと「常点灯CL」タイプがあり、後者は常点灯対応パワーパックを使えば、停車中も点灯させることができるものだ。一編成をどちらかに統一するべきだと思う。ここでは、KATO製の最も多くの車両に対応している11-204セットの取り付けかたを説明しよう。


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車両を分解する

 車体は接着剤などは使わず、はめ込み式で作られている。
 まず、ボディを広げるようにして床板をうかせ、矢印にところのツメを細いマイナスドライバーで外し、床板とボディを分離する。この時、ボディと床板の左右を覚えておこう。


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室内灯ユニットの取り付け

 集電シューを所定の穴に差し込み、それに室内灯ユニットを 取り付ける。動力車の場合は、集電シューを必要に応じて折り曲げる必要がある。取り付けが終わったら、線路に乗せ、通電してみて点灯することを確認しておこう。


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車両の組み立て

 車両の天井部分にアルミ製の反射板を張りつけ、照明板(レンズ)のツメを、天井サイドの取り付け穴に合わせて固定する。照明板が長過ぎる時は、室内の長さに合わせてカットする。あとは、車体を元通り組み立てれば完成だ。


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99年4月号

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