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ホ−ムアクアリウムの楽しみ方


 おおたきいっかには、現在4つの水槽があって、約70尾の魚が楽しく暮らしています。いちばん長生きなのは5尾いる金魚(コメット)で、うちに来てからもう9年になります。そのほかエンゼル、カ−ジナルテトラ、ネオンテトラ、レモンテトラ、アルジイ−タ−、アカヒレなどの熱帯魚達がいます。器具の設定や飼育のしかたについては専門書が多数でてますので、そちらを参考にしてください。ここでは自分流の楽しみ方についてお話します。電池で動く魚や、パソコンの画面で動く魚もそれなりに美しいですが、本物ならではのよさもいっぱいあります。


1.水質が安定するまで魚を入れない
 新しく買った水槽には早く美しい魚を泳がせてみたいものですが、水質が安定しないうちに魚を入れても死なしてしまう事が多くなります。少なくとも4〜5日はフイルタ−ポンプやサ−モスタットを作動させたまま、待ちましょう。安定した水質の水槽は水替えやフイルタ−の掃除も月1程でよく、魚も長生きできます。できれば複数の水槽があったほうが、仲の悪い魚や病気の魚を隔離するのに便利です。
2.飼育の難しい魚や水草は購入しない
 魚に限らずペットを飼うということは、その動物を一生めんどうみる心構えが必要です。永年にわたって細心の注意をはらえる人は別として、移り気で手抜きが家風のおおたきいっかとしては、ほうっておいても育ってくれる種類でなくては困ります。(子育てもいっしょだな)専門書で調べるかショップの人に聞いてから購入してください。
3.夏場の温度管理に注意する
 活魚用のク−ラ−つき水槽でもない限り、一般に売られているインテリア水槽には水を冷やす機能は有りません。夏場の最高気温が35度以上にもなる地域では水温の上がり過ぎに注意が必要です。熱帯魚の仲間でも水温が30度を越えると具合が悪くなってしまうのがいます。水槽のある部屋に一日中エアコンをかけておくわけにもいかない場合は、水槽上部のふたをはずし、水面に扇風機の風をゆるく当てておくと効果があります。ねこや子供が頭や手をつっこむ心配がある場合は、金網でカバ−してください。
4.時には模様替えで気分一新
 何年も同じ水槽同じ魚を飼っていると、どうしてもマンネリ化しますよね。新しい水槽を買うのも良いですが、セッティングが手間ですし、壊れてもいない今までの水槽を捨てるのももったいないですね。そんな時は水槽内の模様替えをしてみましょう。石や水草の配置を替えるだけで、ずいぶんイメ−ジが変わるものです。市販の水中アクセサリ−やカラ−サンドを入れたり、蛍光燈を海水魚用のブル−のものに換えるのも良いでしょう。複数の水槽がある場合その並べ方を変えるのも良いですが、水を抜かないと動かせないので、これは大仕事になります。


 96年7月号