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ホビ−ライフタイトル

ハーブの楽しみ方

ハーブの写真

 暮らしの中の清涼剤として、最近人気が高まっているハーブ。おなじみのハーブティーや、抽出したエッセェンシャルオイルでのアロマテラピー、ドライフラワーにしてインテリアに・・・とその楽しみ方は多彩だ。今回はその栽培方法と料理方法について紹介する。



栽培セットの写真

気軽に楽しんでみよう

 もともと野生に育つハーブは生命力が強く、窓辺や狭いベランダでもどんどん育つ。また、ガーデニングブームの主役とも言える。ショップでは様々な種や苗が販売されており、種類の多さに目移りしてしまう。種を買う時は、パッケージに記載された「まき時」をよく確かめよう。写真のようなミニ栽培セットも販売されており、気軽に楽しむ事ができる。


料理におすすめのハーブBEST5


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バジル

 イタリア料理必須!シソ科の一年草ハーブだ。スイートバジル、レモンバジル、ブッシュバジル(写真)などの種類がある。小さな鉢での栽培に向くので、キッチンの窓辺で育てながら、必要な分だけちぎって食べる・・・なんてこともできる。肉、魚、野菜料理のどれにでも相性がよく、スパゲッティやサラダに加えると、料理が引き立つ。トマトとの相性が抜群で、ソースの原料にもなる。


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セージ

 花として有名なサルビアの仲間で、紫色の花をつける多年草。古来から薬草や、聖なる清めの草としてとして利用されてきた。水はけの良い土と、日当たりの良い場所で育てよう。花はサラダやハーブティーに、葉には優れた殺菌、強壮作用があり、肉や魚料理へのつけあわせに最適。刻んで、ソーセージやハンバーグに加えたり、バターやチーズに混ぜて使用されたりもする。また、乾燥させてお香として使われることもある。


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タイム

 淡い桃色のたくさん咲かせるので、観賞用としても楽しむことができる。シソ科の多年草。これも水はけの良い土と、日当たりの良い場所を好み、春まき、秋まきとも可能だ。そのピリッとした香りには強壮、殺菌、防腐作用があり、料理には、細かい葉を茎からはずして使う。ハーブティーやうがい薬にもなるほか、入浴剤としても利用されている。


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オレガノ

 マジョラムの仲間で、ちいさな白やピンクの花をつける多年草。幸福のシンボルとしてブーケにも使われる。大変丈夫で、高温の乾燥した土地ほど香りが強くなる。頭痛や生理痛をやわらげる効果があり、ハーブティーにもよく使われる。葉は、細かく刻んで肉、魚料理やピザなどの香づけに利用される。


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パセリ

 かつては「オランダゼリ」と呼ばれ、江戸時代から親しまれてきたつまものの代表。半日陰の涼しい場所を好む。写真のもっともポピュラーな「縮れ葉パセリ」だが、最近は、葉の平たい「イタリアンパセリ」も見受けられるようになった。和洋中各料理のつけあわせのほか、スープや煮込み料理、ソースの香づけ・・・とその用途は広い。


ハーブについてもっと知りたい方へ

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ハーブを使った料理

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ハーブのそだてて方


98年10月号

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