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ホビ−ライフタイトル

ねこの楽しみ方

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 ねこは日々の暮らしを楽しく幸せなものにしてくれる。おおたきいっかの「つうぴい」は室内飼いのねこで、ペットというより家族!帰宅すると、玄関まで出迎えにきてくれる。しかし、ねこに限らず動物を飼育するには「一生めんどうをみるぞ」という心構えが必要だし、守らなければならないルールもある。今回は、これからねこを飼おうする場合の準備を中心にお届けする。


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ねこを飼う前のチェックポイント

1.ねこを飼っても良い住環境か 。
2.ねこぎらい、またはアレルギー体質の家族はいないか。
3.えさ代や医療費など、経済的に余裕があるか。
4.毎日かかさず世話をできるか。
5.近所に小鳥や魚を飼っている家は無いか。

以上の事がクリアできそうなら、ねことはすぐに友だちになれる。



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ねこと暮らすためのアイテム

1.ねこ本体。入手方法は「ペットショップで購入する」「知人から譲り受ける」「そのへんに居たのを拾ってくる」などがあげられる。子ねこのうちから育てた方がなつきやすい。
2.ねこ用つめみがき。ねこがつめを研ぐのは本能で、止めさすわけにはいかないが、タンスや柱でされては大変。子ねこのうちから、ねこ用つめみがきを使うようにしつけよう。
3.取替用つめみがき。中の段ボールの部分だけでも販売されている。両面使用可。ぼろぼろになってきたら取替えよう。
4.ペットキャリー。病院などに連れて行くときの必需品。造りのしっかりしたものを選ぼう。
5.缶入りペットフード。カツオやまぐろ、えびやビーフ、舌平目入りなど種類が豊富。人間が見ても美味しそうだ。
6.ねこ用ドライフード。ねこの成長に必要な栄養素がバランス良く配合されており、主食に最適。このほか副食用として、ジャーキータイプやペット用煮干しも販売されている。まちがって犬用を買わないように!
7.またたび。昔から「ねこにまたたび」と言われ、ねこの好物の代名詞。新しいつめみがきやキャリーなどに付けてやると、早く慣れるようになる。
8.ノミとりクシ。外に散歩に出るねこはどうしてもノミを付けてくる。これでこまめにとってやろう。とれたノミは、つぶすと卵が飛び散ってしまうので、せっけん水に沈めて処理しよう。
9.ペット用つめきり。室内飼いの猫の場合は、他のねこと喧嘩したり、木に登ったりすることがないので、つめを切ってやろう。ねこのつめは中に血管が通っており、ふかづめすると出血してしまう。つめは半透明なので、透けて見える血管の手前まで切るようにしよう。
10.ペット用ブラシ。毛足の長い種類のねこは毛玉ができやすいので、まめにブラッシングしてやろう。
11.ねこ用シャンプー。ねこはきれい好きで、犬に比べると体臭もほとんどしない。しかし外で転がったりすると、どうしても汚れがつく。月に一度ぐらいはシャンプーしてやろう。人間用のシャンプーはねこの皮膚には刺激が強すぎるので、ねこ用を使おう。
12.ペット用消臭スプレー。ねこトイレの消臭用アイテム。お客様が来る前には撒いておこう。
13.ねこ用トイレ。家の中では必ずここで用を足すようにしつけよう。砂が外に飛び散らないようにドームが付いたタイプもある。
14.固まるねこ砂。尿がだんご状に固まり、処理が簡単。消臭成分も入っており、室内のねこ用トイレに最適。
その他、専用の食器、おもちゃ、ふとんなどが必要だ。


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ねこを問題児にしないためのルール

1.人間と同じ食べ物を与えない。
2.つめとぎは、自分のつめみがき以外ではさせない。
3.ねこトイレ以外では用をたさない。
4.繁殖目的が無い場合は、去勢手術をしよう。

以上のことができれば、ねこは素敵な家族の一員になってくれる。



97年12月号

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